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 衝撃を評価することは私の力量を超えているので、論の展開はここが限界となります。
 体重の変化によって飛び上がるエネルギーは変化せずにジャンプの高さが変わると仮定しておりますので、天井を突き破れるか否かという評価は、そもそも頭上すれすれに天井があったとしても跳躍力でそれを突き破ることができるのか、という考察に置き換えても良いかと思います。エネルギーの変化を考慮しないということは体重の変化しない常識的な状態で考察しても同じということであり、現実にはそれができるようには思えませんので、体重が軽くなったことで天井を突き破ることには無理があるという結論になります。
 それもお話というもの、と言ったところで、予定された死を用意することがひどいというご意見を読みまして、天井を突き破っても死なないとすれば良いのではないかと私は最初に思いました。しかしこれは間違いで、そうしてしまうと、体重が重くなったことで首の骨が折れてしまう、という部分が浮いてしまうことになるので、やはり主人公には死んでもらわなければならなかったのだと気づきました。そう思うと残酷な話で、体重が半分になった場合も倍になった場合ももう少し別のコントのような話を用意できれば良かったのかもしれないと思い直しました。
 『アカシック・レコードをめぐる物語 暗闘編』ではアカシック・レコードを無為に所持する時間を作らないことばかりを考えて主人公を殺してしまった、そんな黒田皐月の感想でした。

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