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〉是非他の方の意見も聞きたいものだ。

 と仰られているので、僕なんかの意見でアレなんですが、書いてみます。

 僕は黒田さんが指摘している「由々しきこと」に対して、事変だとも林檎だとも思いませんでした。
 というのも、「それほどの作品が評価をされなかった」とは言い切れないのではないか、と思うからです。

>予選における私の投票行動は、多くの場合好きと思った作品を優先し、次に良作と思った作品を挙げている。

 と黒田さん自身も仰っているように、「好きと思った作品」と「良作と思った作品」とは時に違う物だと僕も考えます。そしてどちらに票を入れるかということも、投票者に委ねられたことです。誰しもが良作に票を入れるとは限りません。ならば良作に票が入らない事態が起きてもおかしくないんじゃないか、と思うのです。

 僕は投票にあたっては「これ、好きだな」と思った作品になるべく票を入れています。もちろん例外もあります。
 『八月の光』は僕も良作だと思いますが、個人的に好きではないので投票しませんでした。
 『イリュミナシヨン』については悩みました。作中用いてられている平仮名と漢字の使い分けやおかしな言葉遣いは、計算された末のものでしょう。しかし計算されたものとは思えない、素で間違えておかしな日本語を使っている作品も昨今出てきています。『イリュミナシヨン』を読んで「qbcさんって漢字もわからないし日本語も変なのに優勝するんだー」と思う人も、信じられないかもしれませんが、いるんじゃないかと思います。そういった未熟とすら言えないような作者を増長させるんじゃないか、と勝手に心配して投票しませんでした。個人的にはめちゃくちゃ好きなんですけど。

 票が入らなかったからといって、評価されなかったと思うのは僕は違うんじゃないかな、と思います。全感想とかに評価が出てくるだけでも立派に「評価された」と言っていいと思います。「短編」はコンテストサイトですが、「純粋な」コンテストサイトというわけではありません。こうして掲示板で作者と読者がいろいろ発言できる時点で完璧に公平性が保たれているわけではありませんし。ならば票が全て、とも言い切れないのではないかと思うのです。

 僕は黒田さんの主張を、『八月の光』と『イリュミナシヨン』は良作→なのに票が入っていない=二作品が評価されていない→おかしい、と読んだのでこういう反論になりました。違ってたらすみません。


 ところで僕はやはり、北村さんが報告してくださった内容の方が興味があります。
 組織票なら対抗できず泣き寝入り、となるしかないかもしれませんが、同じIPアドレスから、というのはなんとかできるかもしれないしなんとかした方がいいんじゃないか、と思います。家族みんな「短編」のファンです、とか、同じ会社や学校に「短編」の読者がいっぱいいるみたいです、とか言われるかもしれませんが、感想だけ見ても文体や主張内容から同一人物かどうかのある程度の推測は可能だと思います。そういう投票をカットするシステムがあった方がいいかもしれません。
 が、いくつか案を考えましたがどれもこれも微妙なので、やっぱり泣き寝入りするしかないかもしれません。

 それと、これらの投票は全て「キュウリ」への投票だろうと勝手に推測して話しますが、同一人物臭い投票が6票で残りが2票。つまり3票。なんだ、じゃあどっちにしろ「キュウリ」は決勝行ってるんじゃないか、と思いました。

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