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●掲示板

【第186期の感想/岩西 健治さん】

「忘れ物」のびのびた
 読みやすい。味付けが固定されているのは残念に思う。そろそろ別のアプローチでもいいのではないか。これが、私の率直な感想になる。ただ、震災という時事であったり、構成であったり、物語性であったりは、否定する余地はない。他の作品が自己投影であったり私小説的であったり、解説的であったりする中において、相対的に評価は高いと言わざるを得ない。

⇒「味付け(=表現の仕方?)」については、マンネリ化している部分もあるかもしれません。あるいは、独特の作風としてプラスの価値をもつような表現になればいいとは思うのですが。
地震の話については、時事ネタとして書いたのではなく、自分の経験(熊本地震)を踏まえて少し書いてみたということです。本当はもう少しちゃんと地震のことを書いてみたいのですが、自分の経験を物語として書くのは、なかなか難しいなと思います。


●予選

2018年3月30日 5時40分47秒

災害の話ではあるけれども、ほっこりした。「子ども」は主人公を守ろうとしていたのか、
部屋を守ろうとしていたのか、その部屋に住むヒトを守ろうとしていたのか、
ただ単純にボールを作るのが楽しかったのか。いろいろと妄想できて楽しい。

⇒「子ども」がボールを作った目的が何かということはとくに考えてないので、読む人に解釈を委ねています。そういう不思議な子どもを、何の説明もなく、ただ物語の中に置いてみるという一つの試みです。

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