仮掲示板

200期 全感想

42期から参加させていただいている「世論を以って明日文句」です。
199期の愚作に「今後に期待」とコメントをいただいて嬉しかったです。精進します。
今期は記念すべき200期で、感想も活気付いて、僕ももっと最高傑作を投稿できればよかった。
そして、それの感想を三浦さんにもらいたかった。
でも、今はこれが精一杯です。

1 200 八海宵一さん
176期と、177期、参加しなかったな…。
163期…、あ、ふんだんにちんちんを盛り込んだ「悲しみのソーセージ」を投稿した期だ。ぼくもこの時、小五になったんだな。
ケン太はだれだろう。
五人…、QBOOKSを作った人たちとか、最初は五人だったのかな。
確かに200回も更新を続けてくれた北村さんが一番のお調子者だ。

2 鮎 わらさん
ご無沙汰しております。お元気でしたか。
うーん、おもしろかった! でも悔しいから、固有スキル「反発」を発動して、タイトルは「鮎、あまねくカルビ」のほうがよかったと抵抗!
ピアノとか、藍染とかの芸術方面か、クレーン作業とかにその才能を活かしてほしいと思います。

3 My name is Matt Nelson. I'm from Atlanta, Georgia, USA テックスローさん
「ウェ『ラー』」は出ないだろ。
前回、箱で連絡先を交換したっていう作品があったから、それの続きかなと思ったけど、作者さんが違ったし、こっちはアメリカ人だった。
この女の人、英語がうまい設定なのか、下手な設定なのかはっきりしない。
うまいのかな。いい作品なのかな。わからないな。
この作品をどう読むのか、ほかの方、三浦さんの感想を待ちます。

4 サトゥルヌス 三浦さん
ウィキペディアをよく使ってみえるみたいだから、この作品を読むにはウィキの説明も合わせたほうがよさそうだけど、「オリジナルでは〜」のほうは、題材の興味にはならなかったのかな。
展開説明に寄りすぎているように思ったので(説明展開は三浦さんのいちぶ作品群の共通点に思う)、心情描写がほしかった。

5 地平線の向こうでとびきり甘いケーキを焼こう 彼岸堂さん
きのう「ゴジラvsキングギドラ」を家族とテレビで見ました。

6 そこまでドライブ ウワノソラ。さん
お花ととんこつが、読中の頭のなかで反発しあって反発しあって、これほど反発するものかって。
彼氏と会ったあとに男友達を車にのせて寛大になりたいとか。見事にいざ説明しようとしてもできない「ザ・関わりたくない女のイメージ」を描いている。

7 沼 志菩龍彦さん
沼って、自然のもので、どちらかというと、人口の「沼」のほうが、怖いかな、それこそ大正か明治か昭和のころに出来たとか言われたら、怖いかな、とか。
みんなウィキペディアに頼りすぎだよ。

8 だから一緒に わがまま娘さん
これからゲームの製作会社に入るのか、それともそこで首を吊るのか、わからない。

9 海から海へ 川野さん
「遠浅の海に足を浸しながら考える。浮遊する稚貝たちが足にしがみついて、このまま僕が陸に上がれば彼らは干し貝になる。このまま海に足を浸していれば僕の足がふやける。」ここらへんが、川野さくひん此処に在り、真骨頂って感じだなと思いました。
カヤックでも浮き輪でもなくて、全身にしがみついた貝たちが海へ運んでいってくれたら素敵だなと思いました。

10 迷いネコみるきー euRekaさん
この作品に投票できればよかった。
猫と死のイメージが素敵です。
でも、反則技っぽい気もして、既視感があるなと思ったら、既視感じゃなくて、僕は沼原を子犬で書いていた。
ここでは子犬よりもだんぜん猫です完敗です。

11 C'est tout とむOKさん
「蹴りたい背中?」なんて言うのは止めるべきで、「あれに似ている」という、人の努力を潰す最低なコメントをここに残そうとしている。
ごめんなさい。
描写・心情描写の深さが凄いということは、「凄い」というコメントしか返せなくて、一種、惨めな気持ちになります。

知らない人のブログを引用 (url:https://blog.goo.ne.jp/fuukofuuko/e/f50e5019a92ffa46299ea27802a41627)
C'est tout.の用例としては、 ・買い物のときに、「ほかに何かありますか?」と聞かれたときの「ほかに何もありません」の意味

12 急いでる ハギワラシンジさん
ん、どゆことです? C'est tout?

13 スキップ、スキップ たなかなつみさん
「影」もこの方の得意なイメージの題材に思う。
「影」はよく使われる題材。で、この方が描くと、このイメージ。
ほかのところだと、たとえば曠野さんの「自転車」のイメージ、かな。

14 君の記憶を見せて 塩むすびさん
犬の首輪と出かけるというのが、突拍子も無い。
この作品もいいですね。次点です。投票すべきだった。
僕も、亡くなった自分の犬と、話がしてみたいと思うことがあります。
僕も、好きな女の子に会わないと、その子の顔を忘れて思い出せなくなることがあります。

15 唾とばしちゅる qbcさん
これは理想的な制度だ。
戦争反対。ボノボのことを思い出しました。あと、イルカも。

16 そこに怪物はいる 世論以明日文句
自分へのエールのつもりで書きました。
拙作を読まれた方に励まされたとおっしゃっていただけたのは望外の喜びです。
充分に200期にこれを投稿した甲斐があったと思いました。
エメラルドゴキブリバチはウィキで知りましたが怖すぎますね。検索注意!


最後に、断らせていただきますが、
細かい描写などは、頭に入ってこなくて、読み跳ばしていることがあります。ごめんなさい。
そのうえでのコメントですので、価値はありません。
お気に触るようなことを書いてすみませんでした。

この100期から200期の間で、一番がんばられたのはeuRekaさんですよね。
予選の投票結果を見ていないけど、たぶん出ているはず。
決勝に出ていたら、投票しようと思います。

感想御礼(クロクマさんへ)

 クロクマさん、感想ありがとうございます。
 お名前は「セロニアス・モンク」とお読みするのかと思っていました。


そこに怪物はいる 世論以明日文句さん


 力の入った語り。冒頭から文末まで語り切るこのエネルギーがうらやましいです。

 千年の寓話の中で提示してきたものを「臆病風(という怪物)」というキーワードに集約することで物語を完結させていますが、ふと、この「臆病風」とは、どこか外からやってくるものなのか、はたまた原初より人間に内在するものなのか、というところでひっかかり、いろいろと考えさせらました。

 じっくり読んでみると、怪物の登場は大化の年代ですから、これを現代に続く日本の国家(社会・世間)の成立の起源と見て(このへんは歴史に詳しい方は違うご意見あるかもしれませんが)、ここで現れた「怪物=臆病風=付和雷同の思考」とは「国家、あるいは社会(世論)に対する無批判な同調の姿勢」と考えるのではないか、と。それで大化の年代に怪物が深い谷(底なしの深淵?)から現れることが腑に落ちました。

 すると「はじまりの田」は「臆病風」がどのように人間の社会にとりつき、広がっていったのかの重要な起点となるので、この「領主」がどこに住む、どのような立場の人間であったかという細かい設定を考えると、「原始国家・社会の発達と世論同調心理の形成過程の検証」のような社会心理学的テーマを絡めた風刺的な寓話にすることもできそうです。(ただの思いつきです)

 後半の、臆病風に吹かれた時の症状は素直に納得です。

 個人的には「臆病風」と明記せずにそれを表現する鏡花水月な語りの手法が好みです。教訓めいたことを書ける人間でもありませんので。



 ちなみに、拙作について。
 「蹴りたい背中」wikiで調べたら、指が背中に触れるラストが同じのようですね。驚きましたが、「蹴りたい」のではない、ということで。


(とむ)

運営: 短編 / 連絡先: webmaster@tanpen.jp