第188期 #14

詩大将

 詩大将が詩の戦いを挑んで来た。
「日記帳に飛び込む男が居た。日記帳は光の渦の中、過激に結果を折って
 竹をひたすら待つ野木(のぎ)将軍。利子はつくのかの懸念材料
 モル濃度が気に成っても 真実は何かを見る事に存する事に気付く
 野木将軍(のぎしょうぐん)ああ、野木将軍(のぎしょうぐん)を待った
 毛は存在感を増し 森を下に睥睨して居るのか 将軍は 下士官は
 竹をひたすら待っても利子が付かず、毛の存在感が増しても糸電話は
 機能せず、今も日記帳は光の渦の中で織られた過激な結果が浮くパーク
 日記帳に飛び込んだ男はどうなったのか 光の渦の中の日記帳に
 ふとネアンデルタール人も飛び込んで、何か過激な結果が再び浮く
 
私は詩大将の挑戦を受けて詩を返さずにはいられなかった。

「牧場に鉄棒があった。そこはフィン(ランド)ではない土地なのだ
 フィン(終り)なのか。フィニッシュ(終り)なのか 牧場に
 鉄棒があった。執拗にある鉄棒に香りを纏わせる。今は語彙の世界
 ランド(土地)が問題だった まだ鉄棒がある牧場 降って来る
 歯磨き粉 歯ブラシ ルームメイトも牧場に鉄棒を設置する
 今は五等に下がり 父を賛美する 牧場に鉄棒があった・・」
 
詩大将は少しは感心したらしかった。再びを詩を返して来た。

 「シルクロードにあるゴミ屋敷はある意味伝説の屋敷だった
 そこに居る老婆をもてはやすと必ずご利益があったものだ
 我々は老婆を担(かつ)いで駄菓子屋を始める事にした
 始めるとお好み焼きが焦点になった。アオスジ揚羽が飛んで来て
 大変だった。店主は熊野詣(くまのもうで)に行ってしまった
 我々は老婆を持て余してしまった。駄菓子屋はどうする
 店主は何処(いずこ)へ。(私の詩のネタもそろそろ切れかかって)
 いるようだ・・」
 
私は構わず詩大将に詩を返した

 「庭に青木の木があるが常緑樹なので新芽が出て来ても若葉になっても
  分かり辛かった。それはキンモクセイも同様だ。柑橘類なども。
 だから母は毎回常緑樹を春や夏や秋に切ってしまうのか。また生えて来る
 輪廻転生みたいなものだが、クレマチスみたいに一旦枯れ尽くしてから
 本当にゼロから再生する物とは違う まあそれすら根株は残って居るので
 完全な輪廻転生ではないか・・」

詩大将は少しは感心して居るが完全に感心したわけではないようだと気付いて少し失望した。(きょうも雨が降り始めた)・・・・・ 



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