第138期 #15

俳句

私はただ純粋に俳句に精進したいだけだ。いろいろな句会に顔を出したり、自分でも句会を主催したりして居る。この前のケンシロウ句会は不評な面と好評な面が両方ありました。今後に活かして行きたいと思います
O激怒する犬に草の香思ひ出す シイツ
この句は私の本名の「石川順一」とは著しく違いますが当然「小林一茶」の「こばやしいっさ」の「しいっ」から来ています。「小林一茶」に対するオマージュですね。季語は「草の香」、秋の季語です。
草の香/くさのか

草の香

初秋
草の香(くさのこう)
さまざまな秋の草の香りをいう。春の萌える生命力のある香、夏
の草いきれのむっとするような匂いとは違う、しっとりとした露
けき香りである。

 

ほのぼのと御粧ひや草の香  才麿  「椎の葉」


 あるサイトから季語の説明や例句をそのまま拝借して居ますが、ちゃんと読んで居ます。季語の本意を理解したいのです。
Oコスモスがきれいさっぱり無くなりぬ
 138タワーに行った時の事です。
〒491-0135
愛知県一宮市光明寺字浦崎21-3
開園年月日 平成7年4月29日

Tel :0586-51-7105
Fax:0586-51-7107
 私は背景知識も徹底的に大切だと思っています。ですので全国的に有名ではないかもしれませんが、基本データを大事にします。もちろんこれだけ把握したうえで、決して表面的には句の上には表れないのですが、やはり句作する上でのモチベーションが違います。
コスモスの花に蚊帳乾す田家かな 鬼城

日曜の空とコスモスと晴れにけり 万太郎

過去の作品に対する敬意も忘れません。ちゃんと読んで居ます。(村上鬼城と久保田万太郎)

コスモスの紅のみ咲いて嬉しけれ 石鼎

コスモス見るや鼻に日当る顔向けて 石鼎

原石鼎ですね。

コスモスはもちろん秋の季語です。私は以上の様な自分の勉強記が小説として成立するのかどうか実は自分ながら相当心もとない意識を持っているのです。もっと自然な小説が書けるのであればそれにこしたことはありません。これからそういう方向での小説も書くかもしれないし、書けないかもしれません、とにかく暖かく見守って欲しいのです。(因みに「あたたか」は春の季語で、当季ですね)
Oおなもみに動かぬ声を聞いて居る
季語は「おなもみ」。「巻耳」「蒼耳」とも書く。これも138タワーに行った時の事です。河原でした。

ここで擱筆しますね。



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