第8期決勝時の、#5(削除されました)(-)への投票です(3票)。
予選に残った作品の中では、これが最も私の好みに合っていた。どんな風に「書いて」いるのだろうと興味が動いて、反転させてみたのだが、空白が各行同じ長さでなく、普通の文章のように長短さまざまに入っていたら、もっと面白いかもしれないとおもった。
いずれにせよ、文を読もうと身構えているのが鮮やかに肩すかしを食う感覚は、何度見ても新鮮である。
参照用リンク: #date20030418-100656
純粋に4作品の中から選べといわれたら、『作家の風景』『枕』のどれかだ。『ソング』は「メッセージを読め」という意図が見えすぎる。『散桜花』は最後のスズ子の描写で、もたついている印象をもった。『枕』は女性が可愛らしいし、なぜ投票の決め手になるものがみつからないのだろうと思うくらい良い作品だと思う。リズムが合わないのだろう。『作家の風景』はたいへん好みの作品だが、予選時は投票しなかった。もし、これで1000字だったら間違いなく推していた。邪道だとわかっているが、見えない554字がほしい。
色々と書いておきながら、好みで『作家の風景』を推す。
参照用リンク: #date20030416-005308