第6期決勝時の、#20なくした消しゴム(紺詠志)への投票です(8票)。
送り届けられる消しゴムにはノスタルジックな味と過去に揺さぶりをかけるような不気味な存在感が同居していて、印象深かった。
けれども、その題材を生かし切っていたか、というと残念ながら、いまいち、だった。最後にあっさりと捨て去てしまうのは、せっかくの題材をもったいない、と思ったし、それを作者が意図したのなら、消しゴムの思い出の描写に主人公の思い入れが入りすぎている気がする。
このあたりどうにかならないものか、と思うが、冒頭から最後まで一気に読まされる文章と消しゴムで一票とする。
参照用リンク: #date20030215-022335
好きです。感傷にひたらない主人公の突き放した感じは悲しいけれど、うまくこの時代を反映していると思う。"お涙ちょうだい"的なものをさり気なく風刺しているようにも思えるし。好きです。
参照用リンク: #date20030214-000451
そう、そういうことはよくあることなんだ。そういう何気ない日常の不条理を形にして見せてくれた。
しかも読後感が良い。
参照用リンク: #date20030205-204934