第31期予選時の、#4二!人はとても『アタタカイ』?(銘二十三)への投票です(2票)。
親しい間柄の二人でも起こる些細なすれちがいを丁寧に書いていると思う。エクスクラメーションとクエスチョンの応酬は、ユーゴーの世界一短い手紙のやり取りを思い出させるし、暗い31期の中では一番人と人との会話を温かく書いていて、ラスト二行はまるで若い(年老いていない)恋人同士のようだ(恋人同士かもしれない)。
あまり詳しくないのだが、XMLのような厳格さが求められる言語で、ごく普通に交わされる人間の会話を忠実に翻訳すればこの作品のようになるんじゃなかろうか、とも思った。
この作品以外は、中途半端か、暗いだけか、概要だけかのつまらないものばかりで、オリジナリティーの感じられる創作物を読んだ気がしなかった。
参照用リンク: #date20050306-031542