投票参照

第277期予選時の、#5宇宙人のいる風景(euReka)への投票です(2票)。

2025年10月25日 13時39分44秒

前回の作品も労働とファンタジーの切り口が新鮮でした。同時にその部分の展開を強烈に求めた私がいました。今回も哲学的なテーマを感じ、替えが効く労働力があれば、得たいの知れないものでもOK、でも体裁は地球人として整える部分や、主人公は揺れつつも、日常にも浸食がおよんでいる点がリアルだなと思い、選ばせて頂きました。

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投稿順の感想です(えらそうにすみません私見です)

「とはいえただのみかんです。」
言葉選びが面白く、感性の豊かさが勉強になりました。上司の論理が破綻し、フォローしているようでディスってる部分も面白いです。それを素直に受け止める部下も上下関係あるあるかもしれません。これを期に荒井さんの作品を少しずつ読んでいます。「窓辺に珈琲」も好みです。


「木曜日にやってくる猫」
蘇泉さんの文章で感じるのは、論理的で無駄がなく美しい点と、藤子・F・不二雄のような明るく爽やかなトーンであることです。前回の作品は、二人の関係性や感情表現を足してもよい印象を受けましたが、今回は淡々とした語り口が合っていて、猫を通した女性の存在をより際立たせ、静かな余韻を感じました。


「貝がいる島」
前々回から物語の構造が似ている印象を受けましたが、エピソードと文章力の巧さで毎回、新鮮な気分で読み入ってしまい、唸ってしまいます。前回の作品よりもモチーフの情報量が抑制された感じで、最後のオチに感情を持っていきやすかったです。回を重ねるとグルーヴィで中毒性のある大きな物語になりそうですね。

参照用リンク: #date20251025-133944

2025年10月16日 10時40分42秒

こんなふうに宇宙人と気軽に過ごせる世の中は素晴らしいですね。その宇宙人たちが地球人たちと共生できるようになるまで、いえ、共生しているこの時点でも、偏見や差別、争いも生まれているのでしょうけど、でも、その物語の中ではそれに触れずにすんでいるのには救われました。

『柔らかい力』は性同一性や親子関係、実質は家庭内パワハラなどの重いテーマに短い字数で挑んでいるのは素晴らしいと思うのですが、なにぶん字数が少なすぎて、前半と後半がうまく結びついてなく感じられたのが残念でした。

『とはいえただのみかんです。』は応援しているのか腐しているのか、それをしている自分を笑っているのか、結局相手を笑っているのか、分からないことからあまり好感を覚えられませんでした。

参照用リンク: #date20251016-104042


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