第269期予選時の、#4ちょうどいい距離感(euReka)への投票です(2票)。
ものすごく久しぶりにeuRekaさんの小説を読んだんですが、ちょうど良くまとめられてて、読んでて心地よかったです。
短編サイトならではのちょっと突っ走った感じも、欲を言うなら欲しいところなんですが、他の作品よりも物語として完成してるなと思いました。
【唯一無二の映画】
Twitter文学にしたら、その形式ごと面白かったのではないかと思いました。
Twitterの文学が、やたらと感傷的なのややたらとオチを追求するのが多いので、これくらいの力が抜けた作品があったら良いなと思いました。
【アルテミスの告白】
登場人物とタイトルに関連性があったら、おっとこれは?みたいになったのですが、浅識なもんで見いだせず。
あと、短編では私の知る限り割と突き抜けた女装の話があるんですよ。
ほんとすごいの。
比べるのは失礼なんだけど、先にそれを読んでしまってるので、パンチがもう一つ欲しいところです。
【卒業まで】
昔々、私が短編で「」の中に。はいらないとか、3点リーダー……にせねばならないみたいなことを言われたことを不意に思い出しました。
姑みたいなこと言ってすみません。
とても軽くてラムネみたいな高校生活、やはりインスタグラムやTikTokが青春の大半を占める現在の高校生活を表しているのでしょうか。
端的でリズム的ですね。
10年ぶりくらいに参加しました。
参加数の少なさに驚きました。
また20作くらい読みたいですね。(長月)
参照用リンク: #date20250214-233235
親切なんだか罰が厳しすぎるのか、ワケの分からない天界の仕組みではありますが、シュールで楽しかったです。最後の「二人で溜息をつくばかりだ。」もいい感じでしたね。
『唯一無二の映画』は、言いたいことは分かるのですが、もうちょっと書き込んで欲しかったです。もっと面白くできるネタだったと思います。
『アルテミスの告白』はジェンダーフリーの現在らしさを感じさせましたが、相手の名前、チュンダ(漢字では”純陀”)は「釈迦の最後の布施者となった、鍛冶屋を営む青年」、題名にあるアルテミスはギリシャ神話の月の女神、どこに焦点を当てて読んだらいいのかが分かりにくかったです。チュンダとの関係性も、冒頭と末尾で相違を感じました。
『卒業まで』は卒業まで短い時期に三年間をふりかえる雰囲気が良く伝わってはきましたが、小中高とまるで異性と縁が無かった身からすると、嫉妬で「頭がおかしくなりそうな楽しい1年だった。」を素直に受け止めることができませんでした。ごめんなさい。
参照用リンク: #date20250214-112010