第254期決勝時の、#3返答(アドバイス)への投票です(1票)。
やはり、この短さで様々なことを描ききっているのは素晴らしいと思いました。
『梅干しはセンチでハードボイルド』は、主人公は女性で、来なくなったあいつは男性、という読み方もあることに気付きました。”華奢な手足”でつい逆に読んでしまっていました。さらには同性同士も、それが恋愛関係にない間柄であっても成立しそうです。いろいろ深読みできて悪くない作品と思いましたが、やはりそこに中島みゆきの『タクシードライバー』を持ち出さざるを得なかったのがもったいなく感じました。現在では、多数の人は歌詞検索をかけないと分からないでしょう。
『誰も来ない洋服店』は、凄いものを作ったらつい誰かに知ってもらいたくなる気持ちは分かりますが…。雲が動くということは、その青空Tシャツから雨が降ったりもするのでしょうか?
『such as such can』は”ジェンダーの軛から解き放たれてしま”わなくても作品が成立しそうなのがもったいなかったです。ちなみに、医学上は男性で女性として暮らしている方も、ボーイッシュにしたりすることもあるそうですね。そういう方が憧れるものが女子プロレスなのか男性プロレスなのかは分かりませんが…。
『天と地と』はやはり世間受けはしませんでしたが、私は悪くなく思いました。ただ最優秀には推せず、ごめんなさい。また、こんなしっちゃかめっちゃかな作品が書かれることを楽しみにしています。
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