投票参照

第253期決勝時の、#1無敵の人(なこのたいばん)への投票です(1票)。

2023年11月2日 10時5分3秒

予選同様、すっきり爽やかなこの作品に惹かれました。無敵、いいですね。

『想い出がいっぱい』も素晴らしかったのですが…、0歳から3歳までを再現したクローンがどうなったのか、それもまた娘という人間であるはず、と思うとやや割り切れなく感じてしまいました。いえ、そこがこの作品の本質でないのは分かるのですが。

『物語の結末』もふわっとした流れの中のシュールさが秀逸でしたが、冒頭と繋げる結末がどんなものだったのか、やや落ち着かなく感じました。

『どんちゃん』は、以前はもっと、愛情込めて飼育していたウシ、ブタ、ニワトリを食べてしまうことが日常的であったので、さほど違和感は覚えないのですが、飼育環境よりは父子の心の通い合い・すれ違いをもっと主に描いて欲しかったように感じました。

『縫い物をする人』は、より年配の人に「そんな古くさい縫い方」と言われてしまう主人公のこれまでの人生に悲哀を感じてしまいましたが、救いのないまま、投げっぱなしで終わったようで残念でした。

『あれ』は…“嫌いだ、嫌いだ”の連呼に苦痛を感じながらも頑張って読み直しました。語り手は女性かもしれませんね。”あれ”は最後の一文から伴侶ではないことが分かり、ということは不倫した愛人なのでしょうか?いえ、もしかしたら、伴侶を愛せなかったもう一人の自分のことが嫌いなのかも。などと、読み込む余地は感じましたが、やはり読むのが辛かったです。

参照用リンク: #date20231102-100503


編集:短編 / 管理者連絡先: webmaster@tanpen.jp