第25期決勝時の「なし」票です(5票)。
「風の惑星」は、口づけするラストがどうしても腑に落ちなくて、それと映像的な物語として読んだので、やっぱりラストは引きの画で終わって欲しかったなあという希望がありました。タイトルも「風の惑星」っていうくらいですし。
「宿命」は、「マナちゃん、急げばまだ間に合うよ」が面白くて仕方ないんだけど、そうすると、冒頭からシデハラが急げ急げとはやし立てて、その勢いで上の台詞を言いながらハーレーで疾走してゆくという話がよかったです。
「夏祭り」は、台詞を読み返しているうちに違和感が出て来て、会話の内容としては正解なんだけど、言葉の並びとしては不正解という気がしてしまいました。
参照用リンク: #date20040922-180117
3つとも、優勝作品と呼ぶには躊躇いがある。巧いとは思う。読んで楽しくはなかった。
この中から作家になりそうな人はいない。桑袋さんは、2作目までは良かった。
あとのふたりは似たような文章を書き続けて終わるんじゃないだろうか。期待できない。
同時に、それでもなんとかしてほしいと思う。
えらそうなこと書いて済みません。
参照用リンク: #date20040921-215310
予選で推した作品がことごとく落ちてしまい、残っている作品は自分的にはツボらなかったものばかりだ。そのなかでも「風の惑星」は評判もいいし、世界観が面白いのは認めるけど、ラストが腑に落ちない。最後のせりふはかわいいけど、その前に少女が発したせりふに続くものとも思えなかった。私の読みがへたくそなのか。「宿命」は確かに不条理マンガのようで面白い。「夏祭り」のせりふの面白さは多少認めるけど、沙織ちゃんが唐突な感じ。香里ちゃんとのつながりがよくわからなかった。これも読みがへたくそなのかな?そうなるとスムーズに読めた「宿命」に票を投じるべきかと思うのだが、不条理な世界にせよ、きれいさっぱりと消えてしまったというのがちょっと物足りない。なんか微妙。よって今回は「なし」でお願いします。
参照用リンク: #date20040915-141859