第187期決勝時の、#2猫の粒(トモコとマリコ)への投票です(1票)。
短い小説を読むと、もっと書いた方がいいとする感想があり、実際、私も書いた方がいいと考えている。でも、短いのがダメなのではない。
「猫の粒」の作者のサイトを見ていて、短い作品というのは、不条理の積み重ねや、結びつかない事柄の組み合わせによって成り立っているのが分かった。また、結論を書かずに提起で結ぶものも多いと感じる。そこが短い小説の方向性なのかも知れないし、もっと違う方向性があるのを単に私が知らないだけなのかも知れない。
じゃあ、文字数が多い作品がよく書かれているかと思えばそうでもないから、文字数は関係ないのかも知れない。そもそもそこまで達していないというのは置いておいてではあるが。
今期、短さの中の潔さが目を引いた。「鉄分いっぱいもりもりプルーン」は圧倒的だと思ったけれど、私は潔さを選んだ。
参照用リンク: #date20180503-104738