第185期予選時の、#5おでんわ(雪深うず女)への投票です(1票)。
言葉というものは自分で思うよりも不確実であり局地的には意図などまったく伝わりはしないが、続けていくうちにそれでもなんとなく伝わるものがあったりするのだということを骨子として電話になぞらえ、聞き間違いがいい感じに混ざってきた頃合いで食べ物やザーメンなどの単語を捻じ込む遊び心をもつ作品。
二つの意味を持つ言葉を甲と乙がそれぞれ違う解釈をしたまま話がすすんでいくという小話でもあり、韻を踏みあうラップとしての側面も感じた。
そうじゃありません→相違ありませんというまったく逆の聞き違いに端を発した一連の流れだけれど、実生活でもメッセージの誤変換をいちいち指摘したりはしないし、電話は往々にして空耳と解釈と探りで構成されているなあと思った。
参照用リンク: #date20180222-001209