投票参照

第177期決勝時の、#10いまそこに風が吹いているから(euReka)への投票です(1票)。

2017年7月4日 21時18分32秒

「さよならの先」は予選票を入れなかったのではずす。
「アプローチ」は不完全さがたまらない。ただ、予選を通過する力はあっても、決勝となると、その不完全さをそのまま評価していいのかと、戸惑うところもある。「アプローチ」は何か変な小説である。要は私が作品の「変さ」を容認できるかである。
「いまそこに風が吹いているから」はよく考えられて作られた小説である。だから、破綻は極力排除されているし、万人に分かりやすい印象を持つ。ただ「アプローチ」とは逆に好印象に飲まれてしまっていいのかとの疑問もある。
 作者が以前に言っていた時間の解釈をからめて毎回読むようにこころがけているのであるが、なかなかそこを理解するまでには至らない私である。

 「読みやすい」との作品評価を見ることがあるが、私は「読みやすい」にあまりいい感情を抱いていない。「写真みたいな絵」と絵画をほめることがあるが、私は「写真みたいな絵」とは侮辱であると考えている。私は小説の「読みやすい」にも「写真みたいな絵」に似たニュアンスが含まれていると思っている。ただ、難しい言葉を多用しない小説は好きである。

参照用リンク: #date20170704-211832


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