第167期予選時の、#13錯覚(euReka)への投票です(2票)。
季節感、言葉遊び、などがバランス良く、1000文字プラスアルファを内包した小説である。
「夏の庭の出来事〜夏という季節が確かにあったことを思い出す。」という小説最後までの時間の流れの中に、作者の言っている時間というものが存在しているのであろうか。考える。
タイトル「錯覚」には違和感がある。思い違いではなく、幻ではなかったのではないのであろうか。それとも本当の錯覚なのであったのか。
今回も裏メッセージが隠れているのであろうか。素直に読み切れない。「黄色い服=防護服」「目のサンカク=防毒マスク」またはテニアン島、原爆搭載地点にある三角屋根の記念碑。
小説の中に流れる時間以上のものを表現したくて、作者は間接的にメッセージを入れ、それが、過去や未来もの時間を小説に内包させているのではないのか。
参照用リンク: #date20160816-210042