第14期予選時の、#20(削除されました)(-)への投票です(4票)。
僕の場合、カタカナの名前が出てくると、遠い情景を思い浮かべ、イメージしづらいのですが、この作品はすんなり入っていけました。
これだけ短いのにそう思わせるのは、表現がうまいからかなと思いました。
もの悲しい雰囲気に、主人公の温かさが調和していて、いい作品だと思います。
参照用リンク: #date20031008-190305
これは再読で一番印象に残りました。骨だけの鳥の群れという光景が大変美しい。ペンダントという小道具も効果アリ。
参照用リンク: #date20031008-144510
まず骨だけの鳥が月光の中を飛んでいくという、現実にはあり得ない不思議な情景を創り出している点に感心した。ファンタジーというものには、私は熱心な読者ではないのだが、そこへ死に近い少女を置くことで話全体がぐっと重石をつけられて普遍的な力を備えているのだと思う。
参照用リンク: #date20031007-221054