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第133期決勝時の「なし」票です(1票)。

2013年11月8日 16時56分56秒

#3
「うだるような」「ジリジリ」「がむしゃらに」という出来合いの形容詞では何も心に響かない。「必死」という言葉を使い過ぎると「必死さ」が死んでしまう。「排水溝の鉄の蓋は重くてとても開けることはできない」という部分が言い訳がましくて空々しい。言葉というのは、「必死な表現」を使えばその必死さがそのまま相手に伝わるというものではない。文脈やその場の空気によって左右されるものだ。

#7
「オイスターソースなど」のところから話が失速していく。作品の意図が見えて読む気を無くす。強引に、長い文章で読者を引っ張ろうとしても文章や内容に魅力がなければ無理だ。「意図を越える内容」があってこそ、初めてその意図が生きるのでは?

#14
「チョコミント」の色がどうとか、「パーカーの裾をお尻に敷く」とか、「アイスを削いで」とか、――いかにも小説っぽい表現というか、“小説あるある”を読まされているような気分になってしまう。文章は上手いと思うけれど、本来の小説とは、その“小説あるある”の向こう側にあるものを書くべきものではないのか?
(euReka)

参照用リンク: #date20131108-165656


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