第13期決勝時の、#16(削除されました)(-)への投票です(2票)。
図書館という舞台は、おそらく本好きな者であれば作者にとっても読者にとっても魅力的な題材だと思うのですが、それでも「司書の仕事」は今ひとつと感じました。読み返してみるに、突っ込みどころとして「館の歴史を書くというのは司書特有の仕事ではないのでは」「歴史を綴るのであれば過去を消さずに新しい本に書けばいいのでは」ということが思い浮かびました。そういう突っ込みをする話ではないとも思うのですが、一方で「図書館」という舞台が雰囲気作りのみにしか作用していないような気もします。「司書の仕事」と来るなら、やはり図書館ならではの、司書ならではの「物語」を読みたい、と元図書館アルバイトは思うのでした。
「月下無明」「後ろ」は、読み返してみてどちらも良いと思いました。人に薦める場合にどちらを取るか、という点から考えて、予選でも推した「後ろ」に投票します。
参照用リンク: #date20030921-230235
これしかないでしょう。過不足なく必要なことだけが書かれていて、読者に読んだあとの想像の愉しみも残しておく余裕もある。
参照用リンク: #date20030911-095645