投票参照

第101期決勝時の「なし」票です(3票)。

2011年3月8日 14時16分35秒

 予選の四票に挑戦!

参照用リンク: #date20110308-141635

2011年3月4日 0時30分11秒

『君が代』読んで負けを確信したのは何時ぞやのこと。

今回は自分のも含め作者各々、模索している途中の小品が出てきたような印象。実験的と言ったら聞こえはいいけどそんなものじゃなくて、単なる破壊工作なのかなあと思う次第。まあそんなことはどうでもよくて
改めて決勝の作品を読んで、どれも決勝に残るだけの作品であることは確か。卒なく出来ていると思う。ただどれも票を入れることを躊躇わせる瑕があったように見受けられる。で、こっから先は好みの話し。

『鳴ル女』は、とても好みの作品で、個人的に親しみのある着想。スマートに徹しているから分かりやすい。ただし書き損じ。脱字や鍵括弧の使い方に配慮が行き届いていないことがひとつ。
内容でいえば、ネタ自体ほぼ成型されたものだから完成度も高いように見えるけど、それだけでは語れない難点がある。
まず気になったのが語り手が饒舌すぎること。こちらが求めていないことまで先に明かしてしまうから読み慣れている者からすると雑に感じる。もう少しじらしてもらえればなあと。
最も気に食わないのは狂気が奇麗事にされていることだ。この手の作品は背徳感がなければ人間を描いていることにはならない。もっとも本作の場合は人間の尊厳やなんやかんやはおいといてファンタジーとして受け取るのがいいのだろうけど、だったら耽美に浸からせるとか諷刺を烈しくするとか、善き意味で誤魔化せる別のエネルギーが欲しかった。嫌な面ちらつかせるけど実はいい人、みたいなのがとてもいけ好かない。舌触りや風味は残るけど、味がしない、みたいな。ほうじ茶を固めたゼリーのようだ。


『魔法を使う女たち』はひたすらめんどくさい。そのめんどくささが味なのかね。ただイエスユーキャン言いたいだけじゃないのと邪推してしまう。果たしてこの物語に意味はあるのかと勘繰ったとき、その意味を体感させてくれるのが“魔法”だとすれば、全然俺には効かなかった。これを読んでわぁ面白いなあと思う感性があったとして、それを豊かと言い切るには浅薄すぎるぞ、というのは言いすぎだけど、ものすごい穿った見方しか出来ない目からすると、本作は俺が求める小説の形じゃないんだな。
化学調味料ばんばん使ったカルパスを、包むフィルムごと嗜むようなもの。


『重豚』。この着想だったらもっと面白いもの書けたでしょうにってのが第一印象。まあ根本的にどういう話なのか理解できてないんだけど。雰囲気どまりかな、と一読後感じた。
職業柄、実際に選挙事務に携わる身からすると作中の二人の男は何屋さんかと。うだうだぬかしてねえで仕事しろと。お前が社会のことを語っても説得力ないんだよっていう。
で、個人的には豚というものが蔑する対象になっているという世間の仕組みに嫌悪感。金髪豚野郎はともかくとして、豚を悪口として使う人いるけどそんなこと言ったら豚がかわいそうだろこのウンコッていうね。はい。
ただ、魅力に溢れそれが効率的に万人受けに、きちんと体現できているのはこの作品だけと見た。安い豚肉に伯方の塩をまぶしただけでも食べられないことはない。舌にも体にもいい。けれど豚を悪くいう豚肉に票は入れない(笑)


さてどんな結果になることやら。[楡井]

参照用リンク: #date20110304-003011

2011年3月1日 12時48分35秒

鳴ル女は、ちょっと締めが強引な上に、気持ちが悪い。確かに、作品としての完成度は一番であると思いますが、私は好きではないです。

魔法を使う女たちは、何を表現したいのか、ボンクラの私めには分かりませんでした。

重豚は、奇妙な話ですね。改行で空行が入れてあったら、この作品に投票したと思います。

参照用リンク: #date20110301-124835


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